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性病の傾向について

昨年、平成16年の性病の傾向についてお話しします。

患者さんは、20代・30代の人たちが中心となっていて、全体の7割以上を占めています。

男女別で見ますと、まず女性では、20代前半、20から24歳までの人が全体の半数以上を占めて、続いて10代と20代後半の25歳から29歳までの人がそれぞれ2割弱というようになっていて、女性全体のほぼ9割になります。

男性では、もう少し年齢が上がって20代後半から30代にかけてがピークになっていて、男性の6割ほどにあたります。

そして興味深いのが、50歳以上の方が1割ちょっとを占めています。
これは男性の20代前半、20から24歳の人たちと同じくらいの割合になります。

このところバイアグラやレビトラのような男性の悩みを解消する薬がでてきて、若者に負けず元気に活躍されている方々も増えているようです。

しかし、病気は年齢を問わず誰にも平等に感染します。

元気を取り戻されても、くれぐれも感染には注意してください。
それぞれの病気についての割合は、淋菌感染症は12%、クラミジア感染症は8%、非淋菌非クラミジア尿道炎・膣炎が45%というような結果になりました。

非淋菌非クラミジア尿道炎・膣炎とは、いわゆる雑菌性尿道炎、細菌性膣炎と言われるもので、大腸菌、溶連菌、ブドウ球菌などの細菌によって起こるものです。

こういった細菌によるもののほかに、マイコプラズマ、ウレアプラズマといったものによって尿道炎になるケースが増えています。

淋病は、男性の場合では15%程度ですが、女性では7%ほどです。

淋病の最近の傾向として、オーラルセックスによって感染するケースが増えています。

まだ検査を希望される方も少なく、喉からの淋菌の検出は全体の1%にも満たないのですが、淋菌を検出する件数はだんだん増えていて、この傾向を裏付けているように感じます。

クラミジアは、男性の場合だと7%程度となっていますが、女性では20%ほどになっていて、20代前半、20~24歳の女性の来院が多いことも考えると、若い世代にクラミジア感染が広がっていることを感じさせられます。

細菌性膣炎が40%、膣カンジダ症が25%と、この二つで女性全体の3分の2を占めています。

カンジダはもともと膣内にあるもので、それが疲労などの抵抗力の低下、ホルモンバランスの変化、抗生物質の服用などによって、膣内細菌のバランスが変化して増殖することがよくあります。

細菌性膣炎も、抵抗力の低下やホルモンの変化などによってバランスが崩れて大腸菌やブドウ球菌などが増えてきて起こります。

ですから、このふたつの病気は必ずしもセックスによる感染とはいえないところがあります。

ヘルペスは、全体の1~2%ほどで、ここ数年は同じような割合を占めています。

ヘルペスは年に1~2回ほど流行する時期があるようで、患者さんがグッと増えるときがあります。

昨年の場合、11月がそれに当たっていました。

尖圭コンジローマは全体の3%ほどを占めるくらいですが、患者さんの数がジワジワと増えています。

痛みもなくイボができてくるだけですが、再発も多く治療は厄介なものになりますから、ご注意ください。

そして昨年後半からグッとその数が増えてきたのが、毛ジラミです。

昨年の初め頃は月に1・2名だったのが、8月を過ぎるあたりから10名ほどになる月もあり、今年に入ってもこの傾向は続いています。

肌の接触によって直接感染するばかりでなく、タオルや毛布などの寝具からも感染するので、家族にも感染することがあり要注意です。

かつては性病の代名詞といわれていた梅毒ですが、年々減少する傾向にあり、昨年は1%を切っています。

性器からじわじわと全身に広がっていく病気で、治療後も血液中の抗体はなかなか消えず感染した証拠が残ってしまうことがあるので気をつけてください。

さて、今年はどのような傾向になるのでしょうか?
 


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